はじめに
一般歯科とは、大きく分けると保存治療(むし歯治療)、歯内治療(根管治療)、
補綴治療(被せ物)、歯周治療(歯槽膿漏)、義歯治療(入れ歯)の5つに分類されます。
基本的に一般歯科と呼ばれる診療科目は上記の5つを指す事がほとんどで、保険内の治療になります。
※保険外の白い被せ物や金属が見えない義歯に関しては自費診療となり全額自己負担となります。
(詳しくは補綴治療、義歯治療を参照)
※インプラント治療、矯正歯科は基本的に治療費の全額が自己負担となる自費診療になります。
初回の診療の際に最適な治療方針をご提案致します。
お電話にてご予約の上、お気軽にご来院ください。
一般歯科とは、大きく分けると
保存治療(むし歯治療)、歯内治療(根管治療)、
補綴治療(被せ物の治療)、歯周治療(歯槽膿漏の治療)、義歯治療(入れ歯の治療)の5つに分類されます。
基本的に一般歯科と呼ばれる診療科目は
上記の5つを指す事がほとんどで、
保険内の治療になります。
※保険外の白い被せ物や金属が見えない義歯に関しては自費診療となり全額自己負担となります。
(詳しくは補綴治療、義歯治療を参照)
※インプラント治療、矯正歯科は基本的に
治療費の全額が自己負担となる自費診療になります。
初回の診療の際に最適な治療方針をご提案致します。
お電話にてご予約の上、お気軽にご来院ください。
診療内容
むし歯治療について

むし歯は、その大きさによってその治療方針が変わり、神経の治療を行わなければならない事もあり、その診断と治療方針は多岐にわたります。
当院ではなるべく歯質を削らないMI(ミニマルインターベンション)の治療を心がけています。
むし歯が小さい時に受診した方が必要最小限の治療で済む事になります。
冷たいものや甘いものがしみたりなど、むし歯の症状が出た際はお早めにご相談下さい。
むし歯の進行状態と治療方法について
C0 歯の脱灰(だっかい)

C0は歯が脱灰(だっかい)している状態です。
脱灰とは、歯の表面のエナメル質からカルシウムやリン酸が溶け出す現象で、虫歯の原因です。
C0の段階では基本的に痛みや見た目の大きな変化など、自覚症状がほとんどありません。
また、「再石灰化(さいせっかいか)」とよばれる、唾液などのはたらきにより歯の表面に再びエナメル質が形成される現象が起こることで、C0が治る場合があります。
そのため、C0の段階では歯を削らずに、フッ素塗布やブラッシング指導などを行います。
C1 エナメル質までのむし歯

C1は、歯の表面のエナメル質まで虫歯が進行している状態です。
エナメル質には神経がないため痛みはあまり感じませんが、C1の状態を放置すると虫歯が徐々に悪化していくため、早期に治療を始めることが大切です。
C1の場合は、虫歯の菌に感染している歯の表面のみ削り、「コンポジットレジン(CR)」とよばれるプラスチック素材を埋めて治療します。
また、C1の段階で虫歯を発見・治療することで、軽度の虫歯治療で済ませられます。しかし、自身でC1の状態は気づきにくいため、定期検診を受けて発見する必要があります。
C2 象牙質までのむし歯

C2は歯中の「象牙質(ぞうげしつ)」まで虫歯が進行している状態です。
象牙質の近くには血管や神経が通っており、冷たいもの・甘いものを食べると痛みを感じたりしみたりします。穴があいて黒っぽくなっているので、見た目でもわかりやすいです。
C2の段階では、虫歯が侵食している部分を削って「インレー」とよばれるつめ物で保護する治療を行います。
※虫歯の大きさで詰め物の大きさや種類が変わる事があります。
C3 神経までむし歯が進行

C3は象牙質の下にある神経まで虫歯が進行している状態です。
炎症が起きて激しい痛みを感じるようになります。
C3の段階では、歯の内部にある細菌を取り除いて虫歯に侵された神経を取り、そのあとにかぶせ物を装着する根っこの治療(根管治療)を行うのが一般的です。
また、C3になると「急性歯髄炎(きゅうせいしずいえん)」という炎症により麻酔も効きにくくなります。
そのため、場合によっては先に炎症を抑えて、麻酔が効きやすくなってから虫歯治療を開始することがあります。
C4 根っこまでむし歯が進行

C4は虫歯が歯の根っこまで進行し、歯がほとんどなく歯根だけが残っている状態です。
神経が死んでしまっているため痛みを感じなくなることがあり、「虫歯が治った」と思われる方がいますが、周囲の歯にも影響を及ぼす可能性があるのでできる限り早期に虫歯の治療にお越しください。
また、神経が死んで化膿することにより、膿がたまって口臭が強くなったり、頬が腫れたりするという症状もあります。
症状によっては抜歯が必要になることがあり、抜歯後は入れ歯やブリッジ、インプラントなどの治療を行い、歯の機能を戻します。
いずれの段階においても、最適な治療法をご提案致します。
気になる症状のある方は、なるべく早期に受診のご予約をおすすめ致します。
むし歯治療の一般的な流れ

歯周治療について

歯周病とは、歯周組織が「歯周病菌」に感染することで歯肉の腫れや出血、歯が抜けるなどの症状を起こす病気です。30代以上の日本人の3人に2人が罹患しているというデータもあり、国民病と言えます。
当院では、歯周病の予防および超音波スケーラー、ハンドスケーラーによる除石の治療を行います。
歯肉の出血や腫れなどの自覚症状がなくても、まずは一度検査を受けにいらしてください。
歯周病の進行と治療

歯肉が健康な状態

健康な歯肉は、引き締まっていることが特徴です。ピンク色をしており、弾力があり出血をしていないのが健康な歯肉の状態です。
また、歯は骨によって支えられており、骨は歯肉に覆われています。歯と歯肉の間には、歯周ポケットという1〜2mmの隙間があり、歯周病になると歯周ポケットの溝が深くなります。
歯周ポケットの深さは3mm以内が健康な歯肉の目安です。
歯肉炎

歯垢(プラーク)がたまり、
歯茎に赤み・腫れなどの炎症が起こった場合。
歯周ポケット(歯肉溝)が徐々に深くなってきます。
軽度歯周炎

軽度の歯周病は、歯周病の初期段階です。赤み・腫れの症状があります。歯磨きの際に歯肉から出血することもありますが、痛みはほとんどないので自身では気づきにくいです。
歯を支えている骨が徐々に溶けはじめます。
さらに、歯周ポケットは3mm以上の深さになっており、歯石と歯周病菌がたまりやすくなります。
軽度の歯周病では、主にブラッシング指導やスケーリングを行って歯や歯周ポケットを清潔にし、歯周病の症状悪化を防止することが大切です。
中度歯周炎

中度の歯周病は、炎症が拡大した状態です。
歯肉が炎症して腫れ、歯磨きの際に出血するほか、骨が溶けて歯がグラグラしはじめ、歯と歯肉の間から膿が出てくることがあります。
また、歯が浮いたような感覚があり、徐々に硬いものを噛みにくくなるのが特徴です。
歯周ポケットはさらに深くなっており、深い場所に細菌が侵入したり歯根部分に歯石が付着したりします。
中度の歯周病になると、ブラッシング指導やスケーリングのほか、専用器具で歯周ポケットの歯垢や歯石を除去する「ルートプレーニング」などの処置が必要になります。
重度歯周炎

重度の歯周病になると、歯を支える骨が三分の二以上溶けてしまい、いつ歯が抜けてもおかしくない状態です。
歯肉がブヨブヨとした感触があり、血や膿が出てきます。
歯がグラグラするので、食べ物が食べにくいです。
歯周ポケットがさらに深くなって歯根に歯石が大量に付着し、歯肉が下がって歯根が見えることがあります。
口の中がネバネバした感覚があり、口臭もきつくなります。
重度の歯周病の治療には、抜歯または歯周外科の受診が必要です。
歯周病治療についても、早い段階からの治療が最も重要です。
気になる症状のある方は、なるべく早期に受診のご予約をお取りください。
義歯治療について

歯治療(入れ歯)については、口腔内やお食事、
生活の状況によって最適な治療方法が異なります。
当院ではまずしっかりと検査を行った上で、
可能な治療方法についてご説明を致します。
メリットやデメリット、費用についてもご説明
致しますので、まずはお気軽にご相談ください。